ペット火葬車をハイエースバンで製作|大型犬対応のペット火葬炉

今回ご紹介しますのは、トヨタのハイエースバンでペット火葬車を製作しました。
大型車なので車内は広く30kgタイプのペット火葬炉を搭載しても荷室にかなりの余裕があります。ペット火葬炉の製作販売会社として今までに多くのペット火葬車を制作してきましたが、大型犬まで対応している30kgタイプのペット火葬炉が最も多くご注文を頂いております。最も依頼が多いペットの火葬は小型犬や小動物ですが 、個人的には20kgタイプの中型火葬炉だと車両も一回り小さく、そして燃費も良い事から訪問ペット葬儀においては比較的使用し易いように感じますが、 実際には全てのペットに対応したペット火葬炉を希望される方が多いように感じます。

ペット火葬炉を搭載したハイエースでペット火葬車製作

ペット火葬車の製作
ハイエースバンでペット火葬車を製作した例

ペットの体重30kgまでに対応したペット火葬炉を搭載

写真のハイエース・バンに対して、弊社で制作したペット火葬炉を積み込み、搭載した状態の写真です。 左前方から見た写真ですが、外見からはペット火葬車であるかどうかが、判断しにくく一般の商用車のように見えます。車の外見を重視してペット火葬車を製作しています。

ペット火葬車の右前方

こちらのペット火葬車製作のベースとなる中古車両は火葬炉の購入者様自身に選んでいただき陸送で工場まで輸送して頂きました。 実際に中古車の程度はかなり良く、極上の一台でした。
※実際にはペットの火葬に重点を置いた車両なので、比較的安めの車でも十分にペット火葬車として機能します。最小限の初期費用で開業する事も案の一つかもしれません。車両の詳細については一部制限などもございますので購入前に一度ご相談願います。

車のルーフに開閉式の排気口を設置

ペット火葬車の排気口

ペット火葬車のルーフ後部には開閉式の排気口が設置してあります。この扉はペットの火葬を行う時にだけ開きますが、通常は閉めた状態で走行します。 制作時にはペット火葬車のルーフに穴を開けて加工し、排気口を設置します。雨が降ったり、洗車機を通したりしても、水が車内に入りにくい構造になっています。 ※但し洗車機の高さ制限がある場合には利用する事が出来ない可能性があります。 ルーフに設置した排気口についても外観的にはペット火葬車である事が分かりにくい構造になっています。

バックサイドから見たペット火葬車

ペット火葬車のバックサイド

ペット火葬車をバックサイドから見た様子になります。荷室にペット火葬炉を搭載しているので、バックミラーを利用する事は出来ません。あえてバックモニターを後付けする方もいらっしゃいます。普段は自家用車でバックミラーを多様しているせいもあり、サイドミラーで後方の確認をあまり行わないので最初は分かりにくいかもしれません。しかし、実際にはトラックにおいてバックミラーで後方を確認出来ないのと同様に、運転して慣れてくるうちにすぐにサイドミラーのみで後方の感覚が分かるようになってきます。

バックドアを開けた後のペット火葬炉

ペット火葬炉のバック

ペット火葬車のバックドアを開けてみると中に搭載されているペット火葬炉があります。ペットの火葬中はバックドアを閉めた状態で行うので、ペット火葬車であるかどうかが外観からは、ほとんど見分けがつきません。また、バックドアを閉めてる状態でペット火葬炉を点火しても車内が高温になりにくい構造になっています。 その為、通常はドアを閉めた状態でペットの火葬を行います。

ペット火葬炉開けた状態

ペット火葬炉の外観

ペット火葬車の製作直後なので、上部の仕切りパネルにフィルムが貼ってありますがペットの火葬を行う時には剥がした状態で使用します。 写真はイメージとしてシルバーカラーですが、今後はホワイトカラーに変更される場合があります。ペットを火葬炉に納める際には下の台座の上に寝かせてあげますが、こちらも安価で質の良い耐火レンガを敷き詰めてあり、周囲はグラスウールマットを詰めてあります。自身で簡単に交換する事が可能です。また扉の周囲にもグラスウールロープが埋め込んでありますが、これはパッキンの役目をするものであり、消耗品なので定期的に交換する必要があります。 ペット火葬炉をご注文頂いた場合にはその後、これらの各部材の購入先をお伝えしております。

ペット火葬炉の内部

ペット火葬炉の内部

ペット火葬炉内部の一番奥と左壁面にバーナーの噴射口があります。30kgタイプペット火葬炉のみ2つのバーナーが搭載されております。 右上壁面の突起物は温度計の金属棒です。

お問合せ

キングストンジャパン株式会社
TEL 0120-445-908

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